岩本ナオさんの「金の国 水の国」は心がッ!浄化されるッ!!!

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急に私事で申し訳ありませんが、ろこぶは30代後半なんですよ。

それでね、独り身でね、友達もあんまりいなくて、読書が生きがいなわけです。

ろこぶ的には、小さい頃から本を読んできて、面白い本もたくさん出会ってきて

この年になってもまだまだ読んでない本もたくさんあって、「あ、これ面白い!」って思える本に出会えることもあって

多分一生、暇することはなく生きていけるんだろうなって思うんですよね。

あの、それでも一応、婚活とかもしてるんですけどね
でも、読書とかマンガとか好きなんです、って自己紹介したら

食事ではなくコスプレ仲間との会合に誘われました。

こんにちは、読書を思い知れ!ろこぶです。
読書って楽しいですよね。

上記の通り、ろこぶ、30代後半にしてコスプレ仲間にならないかって誘ってもらって
「あれ、ここって…婚活…じゃ…ないの???」ってなりました。

彼いわく今はやはり(?)「鬼滅の刃」のコスプレが流行っているそうです。
(どういうコスプレしているのか興味はあったので聞きました)

相手「鬼滅の刃知ってます?」

ろこぶ「わかります!」

相手「自分は富岡(水柱)とかやるんですけど、ろこぶさんやるとしたら誰がいいです?」

ろこぶ「やるとしたらですか…柱だと女性二人しかいませんしね…うーん」

相手「そうですね…(胸をちらっと見て)ろこぶさんはしのぶ、ですかねえ

(胸をちらっと見て)…

…………

(胸をちらっと見て!!)

知ってる方も多いかと思いますが大人気マンガ、鬼滅の刃には「柱」とよばれる最強格の隊士がおり

柱の中には女性も2名。

それが蟲柱「胡蝶しのぶ」と恋柱「甘露寺蜜璃」なんです。

それでね、それでね、甘露寺蜜璃は。

胸が。大きいの。。。。(うん!察した!!!)

こんにちは。読書を思い知れ!ろこぶです。
読書って楽しいですよね!!!(涙の2回め)

この悲しい話はこれくらいにしましょう…。書きたくなったらまた書いていきます。

すごく悲しいですね。心がクサクサしてしまったそんなときにはこのマンガをおすすめします!

岩本ナオさん著「金の国 水の国」

これですよ。読んだ?読みました?うんうん!
素晴らしいからみんな読んでるかもですね!(大声)

作者の岩本ナオさんは、他にも「町でうわさの天狗の子」「雨無村役場産業課兼観光係」など個性的な作品を書いており、今回紹介する「金の国 水の国」は「このマンガがすごい!2017」オンナ編1位受賞もしているんです。

現在は「マロニエ王国の七人の騎士」を連載中。これもとても面白いです。

「金の国 水の国」ですが、これ、壮大なストーリーなのに一冊で収まっています。
とっても経済的!!!(大事よ!!)

気になる内容は。

日々つまらないことでいがみ合う隣同士のA国とB国。
毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、
とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまうのです。
慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長にこう言います。
A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい―――

 

犬のうんこで戦争。すごくマンガっぽい入りです。
この辺は本当に序章なのでネタバレってほどでもないです、ご安心ください!

もちろん、それぞれの王が神さまの言うとおりのことをするわけもなく、お互い嫁や婿を送らず嫌がらせをするんですよ。
政治的問題に発展するかと思いきや、ひょんなことから出会ったA国の娘とB国の若者がお互いのことを思いやりながら国を守っていくのです。

物語の序盤、2人が出会った当初は

A国の娘は、国一番の美人、というわけではなかった。
B国の若者は、国一番の賢者、というわけではなかった。

それでも、この一冊を読み終わるときには、スタンディングオベーションでこの二人を

「国一番の美しい娘」「国一番の賢い若者」と言いたくなること間違いなしです。

ろこぶは恋愛小説や映画、マンガは苦手であり、「金の国 水の国」は恋愛要素を含んではおりますが

それよりも「人を思いやる気持ち」の方を大きく感じます。

大事な人が苦労する未来を作りたくない。
争いごとは嫌いだが、大事な人がけなされては黙っていられない。

ストレートに、ジンと来る場面がたくさんあります。

様々な勘違いを乗り越え、A国とB国、そして美しい娘と若者は歩み寄り、
大・団・円!!といった終りを迎えるこの話は、

ファンタジックに見えて、その実とてもリアルさを含んでいます。

物資豊かで経済的に余裕のあるA国と、水や木の資源は豊かなB国。

国交を開き、協力し合うだけで未来の豊かさが約束できるのは素人目から見ても明らかなのに、どうしてかそれだけのことが難しい。
現実でもそういうことって多々あると思います。
大きな問題に対して、自分ができることなんて僅かです。影響を与えられることなんてほとんどないかもしれない。

でも、大事な時に大事な人のことを思って行動できる、一筋の光のような強さは持って生きていきたいな、と感じさせられました。

誰かのためにみっともない姿を晒せる人はみっともなくないんだって!

めちゃくちゃいい。。

絵も可愛くてよみやすく、シュールなギャグが入ったりと遊び心もたっぷり。
なにより登場人物のことが大好きになって応援したくなる。

一冊と思えないボリュームで、笑って泣けるこのマンガは確かにすごい。

「いつでも難しい方の道を選んでください」と娘に言われて、

一旦は「暗闇の方にお嬢さん(娘)をおいていく」(夜道を一人歩く娘を家まで送り届けることをせず、自分の命運をかけた仕事に間に合うように行く)若者。

娘と若者が最後に選び取る運命やいかに!!!!

娘の優しさと芯の強さ、若者の素直さと一途さに、恋愛ものが苦手な方でもきっと心を打たれるでしょう。

 

この本を読んでいると、美味しそうなご飯がいくつも出てくるのですが、

ろこぶはお茶とビスケットを、誰かとシェアしたくなるな、と感じました。

うふふ!婚活で遠回しに(?)「貧乳」といわれ、闇落ちしていた心が復☆活!
本当に浄化されました。覚えてろ。(浄化されて…ない…)

ぜひこの本を読むときには、ビスケットをゆっくりとかじりながらどうぞ。

あなたはビスケットの最後の一枚を、誰にあげたくなりますか?
それでは良い一日を。

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